HUMAN ひと
仕事は、為事とも書き"事をする"の意、
意外にも、"仕"は、"仕える"ではなく、
"する"の当て字なのだそうです
"事を為すために必要なモノ"とはなにか?
この一年、農業とは、すごい仕事だなあと
感じる瞬間がたくさんありました
現代の仕事はハイテクノロジーにより
機械化がすすみ、どんどん短縮され、
労働は機械が代わって行う時代にはいって
います
農業も同様
継承者が減り、新規就農者が増える中
IT技術の導入もすすんでいます
では、古来、ほとんどの人々が農業に
携わり、生業をたてていた時代から
"ひと"の為すことの意味がかわってきたの
でしょうか?
"Rice grows up listening to people's footsteps"
"稲はひとの足音を聞いて育つ"
という言葉があります
徳田の父が残した一冊のノートに記されていた言葉でした
農業をはじめてから今日に至るまで、
何回も、何回も徳田から聞いた言葉でも
あります
徳田の父は、農業にかかわりのなかった
徳田に水稲の詳細な生育ノートを残してい
ました
口では伝えられなかった想いが
つたわる写真つきの丁寧なノートです
農業をはじめ、農法を模索し
チャレンジしながら、いつも心にふれて
いる言葉
如何に手をかけたか?ではなく
如何に目をかけたか?
農業はまるで子育てに似ています
時代が変わっても、農法が進化しても
"ひと"にはじまり
"ひと"におわる
農業の本質は、作物に寄り添う"ひと"の
想いそのものなのではないでしょうか
農家になり、たった一年ですが
この一年でたくさんの方々に
ささえられ、励まされ、愛をいただきました
農業をつうじて
"ひと"の力のすごさに気づいた一年
農業は、先人たちの足跡をたどる作業
です
"ひと"なくして"農業"はない
"事を為すために必要なモノ"の答えは
"人"そのもの
[ひとは、人故に為すべきことを為すために生きる]
先人たちの足跡をたどりながら
わたしたちも作物とともに成長していきたいとおもいます
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