ON BASE 基

会社を辞める前のこと、”農”にふれたはじまりは突然でした。


誰もが生まれ育った”家”を持ち
年を重ね成長し、家を離れ旅立っていきます。わたしたちもそうでした。

2013年9月
ひとりで稼業である農業をつづけておった
徳田の父が他界しました。

”徳田の環境は激変しました”

徳田は、喪主として葬儀の準備の他、わからないことだらけの様々な手続きに追われました。

田んぼは黄金の季節 
稲刈りの季節を迎えていました。

葬儀が終わるやいなや、黄金の稲穂を
前に稲刈り作業が待っていました。

使ったことがないコンバイン
やったことがない乾燥や籾摺り
近隣の親戚にきくも、農作業は、
個々のやり方があり、教えていただ
くのは簡単ではありませんでした。

そんなとき、向かいの田んぼを営んでいる
大農家さんが、徳田をみていたのでしょうか真摯に教えてくださったのです。

”稲刈りができた”

農家さんに稲刈りをご依頼することもで
きたけれど、家族が残した最後の年のお米
をどうしても自分の手で刈りたかった
のだと思います。

農業にふれたきっかけは、まさに
ドラマのようでした

”家族が残した土地と稲穂”

ただ、ただ、その時間のつながりを繋げていきたいという想いだけで田んぼに立っていた
ように見えました。

そして、2年
徳田は、会社員として働きながら、ひとりで
田んぼをつづけていく日々を
おくります。

朝は5時前には、田んぼにたち、
仕事から帰宅すると
夕方、18時には、また田んぼにたつ
草を刈り、田んぼを打ち、田植えをし、
毎日田んぼに通う

今思うと、全てのはじまり 基

”つなげていく”

それまで、離れていた”家”と”稼業”へ
の想いが覚悟へと変わり、行動を変えて
いったのかもしれません。

徳田の行動のベースには
”家”や”家族”への強い愛があると感じています

そして今

わたしたちには、”百姓”の血が流れて
いる、そう確信しています

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